ルノルマンカードは36枚のカードにシンボルとなる動物や、植物、月や太陽、本や手紙などの絵がついたシンプルなカードです。アマゾンなどで簡単に手に入るものでも、種類はあります。
ルノルマンスクールの生徒さんの多くが愛用しているオーストリア製のしっかりとしたカード。フランス製の奇麗なカード。アメリカ製の幻想的なカード。イギリス製のアンティークデザインのカード。日本でも占星術師の鏡リュウジ氏の本の付録として販売されています。
その中でも、一際目を引くのは、ルノルマンが生きていた時代に影響を受けて作られたと思われるドイツのカードです。
大英博物館(現在は大英図書館)に寄贈されたこの「希望のゲーム」と呼ばれるものの復刻版が、このところのルノルマンカードブームに押されて発売され、カードリーディングをする人お間で、話題になっています。
ルノルマンカードの絵は、架空の世界のものではなく、どこでも目にすることができるものばかりなので、カードを制作するアーチストが、しばしばシンボルを自分の表現に変えていることがあります。 赤い屋根の家が青い屋根になっていたり、赤い洋服の男の子が、青い洋服の女の子になっていたり、閉じている本が、開かれた本になっていたりとアレンジされているものがあります。
しかし、赤で描かれていることに意味がある場合や、男の子だからこそ意味がある場合もあり、アーチストの意向で変わってしまったものは、意味を読み込めなくなるという難点があります。
シンボルとして描かれているものは『暗号』なのです。
また、マドモアゼル ルノルマンはトランプ占いの手法をとっていたことが文献や残されている絵からわかるので、ルノルマンカードにトランプがついていることはとても大切なことです。
このトランプからカバラの意味や、数秘術での数字の意味、キングやクィーン、ジャックの顔の向きなども人間関係や方向性をみるためには、とても大切なものなので、トランプがついていないものの情報量は、ついているものと比べ、劣ります。 そのようなことを考えて、自分の好きな絵のカードを選ぶことが大切です。
現在、販売をしているところは、アマゾンや外国のサイト、欧州のクリスタルショップや、スピリチュアル系を扱っている書店、チェスやカードの専門店などです。
今後、このカードを置いていないところはあいほど、人気が出ていくと思われます。値段も800円くらいからあるので、収集するのも容易です。
私は、マドモアゼル ルノルマンの住んでいたパリはサンジェルマンの古い書店で購入したカードを宝物のように思っていますが、普段は、絵とトランプがしっかり描かれているオーストリア製のものを使っています。
また、ルノルマンカードは36枚のカードですが、時代によっては淑女のカードが枚のセットになっているものもあります。同性の人間関係を読むためと言われていますが、読み込めるようになると、カードが示している状況の中に登場人物は現れてくるので、枚のカードとしての意味を大切にするとよいと思います。
までの「すべての数の和が666」になるルノルマンカードが、668になることで失われる効力は、ソロモンの魔法陣の効力を失うのも同然です。背後にある意味を知って、カードの知恵の恩恵に預かれるよう、敬意を払うことも大切です。 このようなことに気をつけて、自分に合うカードを見つけることが大切です。