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まえがきから

 かつて「スピリチュアル」と「科学」は対立していました。
 テレビでは有名な霊能者と科学者の一騎打ちのような番組が高い視聴率を上げていた時代がありました。
 そんな風潮の中でも、スピリチュアルな思考を持つ多くの人が、「目に見えない世界は、今後、科学でも解明できるようになるに違いない。」と、思い続けてきたのではないかと思います。 

 そして、量子物理学が発展した今、目に見えないほど小さい粒子や「波」と言われるものが、現実を左右していることが科学的な見地において認識されるようになり、自分の現実は自分の意識が作りあげているものなのだというところに理解が達して来ました。
 願望実現は、「運」の良さで決まるのではなく、「意識の持ち方」で決まるといった「精神論」を超え、現実創造は科学に意識の作用を持ち込むことで、可能になるというフェーズへと、移行して来たと言えます。

 つまり、今までは不思議とされてきたことが、不思議でもなんでもなく、そこにはなんらかのメカニズムがあって、そのメカニズムに沿って、「運」の良い人と、そうでない人が二分化されているのだということも、薄々わかって来てしまったわけです。

 さあ、大変!今まで、神秘の一環として「宇宙」と言う言葉を使って来たスピリチュアルな人々は、その神秘的なベールをはがされてしまったわけです。

 そして、現実創造であれば『意識は現実化する』を地で行くビジネス畑の出番だとばかりに、科学と統合したスピリチュアルが、ビジネスと統合しなければならない事態になって来ました。
 このような矢継ぎ早なシフトは、大きな地震災害が起きた後や、パンデミックなどの後に起きているように思います。

 その理由は、経験したことのないような事態を前にすると、人は情報を集めることに集中するので、そこから今までできなかったような想像力を広げることができるからではないかと思うのです。

 ニューエイジが来る、来る!と叫んだスピリチュアル・オールドエイジは、いつの間にか終わってしまいましたが、オールドエイジの残存エネルギーは、まだ世界を取り巻いています。
 5次元は、もはや高次の意識としてチャンネルする次元ではなくなり、私たちが5次元に思考やビジョンを重力波として発し、4次元体としての物質や状況として受け取る者へと移行したのです。
 言い換えるとしたら、私たちは、5次元をフィールドとし、物質と時間を経験できる4次元に、思いを現実化させながら生きている存在であると言えるようになってきたのです。

 何はともあれ、今は、スピリチュアル・オールドエイジから5次元ライフへの移行期です。
 待ちに待った、ニューエイジへとエンターリング(入場)する時がやって来たのです。

 本書『ENTER』は、新時代(ニューエイジ)にエンターリングする準備段階を、どのように理解し、どのようにハンドルしていくかを、具体的な体験談から知ってもらうためのガイドブックとして、5次元ライフに興味のある方たちに読んでいただきたいと思って編集しました。
 巻頭から読む必要はありません。
 気になったページから、読んでください。



 最後までお楽しみいただけたら、あなたはすでにエンターリングしていたことに気がつくかもしれません。

 それでは、本書のところどころで、解説としてお目にかからせていただきます。
                             Thank you from my heart.     JUJU JUNKO KOMIYA

 

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